Drawn Together
タグ:Card of the Day, Drawn Together, MTGシングル, アンヒンジド, 岩SHOWCard of the Day -今日の1枚- 2013/11/22
Drawn Together
さて、種明かし。
今週のカード達はこの《Drawn Together》に登場している面々、愛すべきイラストレーターPete Venters御大によって描かれたカード達だ。
このカードでは"Fear Me"というミドルネームまで得て、御大はノリノリである。
フレイバーテキストでもそのノリを感じることが出来るだろう。
このカード自体は、選ばれたアーティストによって描かれているクリーチャーは+2/+2修正を受けるという、なかなかに強力なもの。
元々は緑のソーサリーで、同量の修正とトランプルを付与する呪文としてデザインされていたそうだが、 いくら1マナ軽いとはいえかなり劣化した《踏み荒らし》とあっては、例え銀枠であったとしても微妙なものだということで現在のアンセム系カードとしてデザインされたのだろう。
イラストを担当したPete御大の遊び心が随所に爆発している。
野暮かもしれないがあえて解説するならば、右最下段から《ゴブリンの勇士》、その左隣の「HELP ME」は《陰謀団の見習い》、彼らの背後にいるデカいのが《火炎舌のカヴー》、その横に佇んでいるのが《タールルームの勇者》、彼らの背後でもめているのが《粛清するものクローシス》と《炎の嵐のヘルカイト》、その上空に浮かんでいるのが《ゴブリンの滑空者》だ。
中心にいるのが《メガエイトグ》で、その左隣にいる相当デカいやつが《大地の力》、その肩越しに見えるのが《Storm Spirit》、《大地の力》の手前にいるのは《Gaea's Avenger》、その右手前にいるのは《ヴァルショクの狂戦士》、その手前では《ルアゴイフ》がご丁寧にフォークまで持って《カーノファージ》をバリバリ食べている。
隅っこにいるのはおそらく《スカークの匪賊》だろう(《脅しつけ》なんかに出てくるゴブリンかもしれない)。
そして中心部に居るのが《陰謀団の執政官》に温かく見守られている《Baron Sengir》と《終末を招く者ショークー》が腕を組んでいる。
そして忘れちゃいけないのは頂点におわすPete御大ご本人だ。
巨大な筆を持って《十字軍》のパロディをしているのだ。
このイラストはラファエロの代表作「アテナイの学堂」という絵画をモチーフにしているとのことだ。
たまにはこういう遊び心に溢れたカードなんかを眺めて過ごす日があってもいいだろう。
ということで、マジック黎明期からずっと僕らに素敵なイラストを提供し続けてくれているPete Ventersウィークでした。